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2018年02月14日

JCB、「AI OCR」技術を活用した業務効率化のPoCを開始

~帳票入力業務の自動化による業務効率化を推進~

株式会社ジェーシービー
2018年2月14日

 株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:浜川 一郎 以下、JCB)は、業務効率化への取り組みを強化するため、AI OCR技術を活用した各種帳票の入力業務自動化に関するPoC(Proof of Concept 概念実証)を複数の企業と連携し、開始します。
 AI OCR技術は、従来のOCR(光学文字読み取り)技術へAIを搭載し、前後の文字や学習データから文字を連想するなどし、手書き文字などの読み取りづらい文字の認識率を向上させる技術です。

<AI OCR技術(イメージ)>

 今回のPoCは、(1)手書き文字認識精度の検証として、クレジットカード入会申込書やタクシーチケットなどの定型帳票、(2)読み取り対象位置の自動特定精度検証として、請求書や契約書などの、読み取り対象文字の記載箇所が予め特定できない非定型帳票を対象といたします。

<PoC対象帳票(今後の追加検討帳票を含む)>

定型帳票 非定型帳票
<手書き>
入会申込書・タクシーチケットなど
<手書き>
履歴書など
<活字>
本人確認書類など
<活字>
請求書・契約書など
<イメージ>
読み取る対象の文字位置が一定で、種類ごとにあらかじめ座標特定が可能

<イメージ>
種類が同一であっても、読み取り対象位置はそれぞれ異なる

 従来、OCR技術は、手書き文字の認識精度に課題があり、JCBでは業務への積極的な導入をしておりませんでした。本件PoCによってAI OCRの有用性を見極め、各種入力業務の自動化による効率化、スピードアップを図り、2018年度中の実用化を目指します。

<入会申込書入力業務におけるAI OCR適用イメージ>

【現在】正確性担保のため、2回以上の入力・目検確認を実施

【将来】AIでの1回目入力代替による効率化、スピードアップ(夜間の自動稼働など)

 JCBは、新たな技術を積極的に活用し、社内の業務効率化・生産性の向上を目指すとともに、新たなペイメントサービスや顧客体験の創出に向け、一層のサービス開発に取り組んでまいります。