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2017年03月14日

JCBとナウキャスト、ビッグデータを活用した新指標「JCB消費NOW」の提供を開始

~ECなど見えなかった消費活動の「実態」を掴む~

株式会社ジェーシービー
株式会社ナウキャスト
2016年3月14日

 株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区 代表取締役兼執行役員社長:浜川一郎/以下:JCB)と、株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:林良太/以下:ナウキャスト)は提携し、クレジットカード会員の属性や決済情報などのビッグデータを活用した消費統計「JCB消費NOW」の提供を開始します。

 「JCB消費NOW」は、日本発唯一の国際カードブランド運営会社であるJCBと、最先端のビッグデータ解析ノウハウを持つナウキャストが共同開発した、消費活動の“今”を知るための新しい指標です。

 具体的には、情報提供に同意したJCBグループ会員の属性や決済情報を、個人が特定できないよう統計化し、消費指数として「JCB消費NOW」サイトで公開します。サービス開始当初はインターネット上での消費活動を含む6種類の消費指数を提供します。

【JCB消費NOWのイメージ】

※基準年の年平均値を100とし、各月の消費水準を指数化しています。(基準年:2015年1月~12月(※2017年3月時点))

【サービス概要】

サービスサイト
JCB消費NOW
実施時期
2017年3月14日~:サイトリリース、統計閲覧会員の募集開始
2017年3月16日~:サンプル募集開始
2017年5月頃~:消費指数公開
費用
サービス開始当初は無償(上記サイトより、会員登録が必要)
公開する統計
EC消費をはじめとする6種類程度(今後順次拡大予定)
統計公開サイクル
月2回
統計の対象情報
本件実施にあたり新たに同意を取得した、JCBグループ会員の属性や決済情報

【サービス概要】

(1)多面的な分析
本指標は、クレジットカードで実際に決済された情報を基に開発しているため、これまで実態が掴めなかった業種別や販売形態別の消費活動を把握することが可能となります。また、今後、年代・都道府県別等の切り口を追加する予定です。これにより、細分化された消費活動の実態を掴むことが可能となります。

(2)速報性
本指標は、データを集計して15営業日で配信します。従って、既存のアンケートをベースとした消費統計と比べ、速報性が大幅に向上しています。

(3)プライバシー保護
本指標は、第三者に統計情報として提供することに同意したクレジットカード会員の情報に限定する他、誰の情報であるかわからない形式に加工する等、お客様のプライバシー保護に十分な注意を払っています。

【想定される利用シーン】

 これまで、消費活動の実態を掴むことに悩んできた、小売業界のマーケティングや経営戦略の策定を担当する方、あるいは小売業界を分析する証券アナリストや投資判断を行う金融機関の皆様の、日々の調査分析業務の精度向上、速報性の向上に役立てられます。
 また、国や地方の行政機関においても、景気の約6割を占める消費活動の“今“を知ることで、政策判断に活用することができます。

【株式会社ジェーシービーについて】

 日本で唯一の国際カードブランドを運営する企業として、1961年に設立し、JCBカードを利用できる加盟店ネットワークを展開するとともに、アジアを中心に国内外のパートナー企業とJCBカードの発行を拡大しています。また、総合決済サービス企業の実現を目指し、お客様やパートナー企業(の皆様)の期待に応える様々な事業を展開しています。詳細は株式会社ジェーシービーの企業サイトをご覧ください。

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【株式会社ナウキャストについて】

 ナウキャストは「経済の“今”を知る」ことが出来る世界の実現を目指し、ビッグデータ解析により、消費者物価指数を始めとする経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行う東京大学発Fintechベンチャー企業。東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年2月に設立されました。現在リアルタイム情報サービスを幅広く展開し、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。詳細は株式会社ナウキャストの企業サイトをご覧ください。

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