日本発唯一の国際クレジットカードブランド運営主体の株式会社ジェーシービー(以下:JCB)の海外業務を行う子会社、株式会社ジェーシービー・インターナショナル(以下:JCBI)は、ベトナムでクレジットカード加盟店業務に力を入れる大手商業銀行の一つである、ベトナム工商銀行(Vietnam Joint Stock Commercial Bank for Industry and Trade、本社:ハノイ)と、2007年12月に締結した同国でのJCBカード取り扱いに関するライセンス契約に基づき、本日11月24日より、同行が、JCB加盟店の獲得および売上処理を含む加盟店業務を開始することを発表します。
これにより、2011年3月末までに、ベトナムのJCB加盟店が約3,500店増加し、合計約12,500店となる予定で、ハノイやホーチミンなどの観光エリアを中心に、同国を訪れるJCBカード会員の利便性がさらに向上します。
JCBおよびJCBIは、ベトナムにて、1991年にベトコン銀行(Joint Stock Commercial Bank for Foreign Trade of Vietnam)と初のライセンス契約を締結して以来、同国でクレジットカードの加盟店業務を行う大手銀行・金融機関と提携し、JCB加盟店ネットワークを拡大してきました。1998年には、オーストラリア・ニュージーランド銀行(Australia and New Zealand Banking Group Limited)、UOB銀行(United Overseas Bank Limited)と提携し、2007年にベトナムがWTOに加盟してからは、ベトナム経済の発展により、クレジットカード市場が大きく成長することを見込み、アジアコマーシャル銀行(Asia Commercial Joint Stock Bank)、ドンア銀行(Dong A Commercial Joint Stock Bank)、サコム銀行(Sai Gon Thuong Tin Commercial Joint Stock Bank)と、相次いで提携を実現してきました。
ベトナムは、世界遺産に登録されているハロン湾や中部ホイアンなどの豊富な観光資源に加え、隣国カンボジアのアンコールワット観光のための玄関口にもなっており、今後も、安定的な渡航者の増加が見込める国です。ベトナム政府観光局の発表によると、日本からの渡航者数は、2005年度の約32万人から2008年度には約39万人と、3年間で約21%増加しています。今回の提携は、世界の観光客を魅了し、近年の経済発展により、日系企業の進出もますます活発になっているベトナムでJCBカードのさらなる利便性向上を図りたいJCBと、アジア地域に大きな会員基盤を持つJCBカードの取り扱いにより、加盟店へのサービス向上を図りたいベトナム工商銀行の意向が一致し、実現しました。
今後も、JCBおよびJCBIは、海外へ渡航されるお客様からニーズの高い国や地域を中心に、世界各地の大手金融機関やカード会社との提携を拡大し、JCB加盟店ネットワークの拡充に努めてまいります。
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