2019年12月24日
JCB、Keychainとの戦略的パートナーシップ契約を締結
~Keychainブロックチェーンの決済領域の活用を検討~
株式会社ジェーシービー
合同会社Keychain
2019年12月23日
株式会社ジェーシービー(以下:JCB)は、ブロックチェーン技術のリーディングカンパニーである合同会社Keychain(以下:Keychain)と、決済領域におけるブロックチェーンの活用について検討を開始しました。
■Keychainが提供するKeychain Coreについて
Keychainは、様々な業種の企業に対して、ブロックチェーン上でデータセキュリティとIdentity基盤を実装できる、「Keychain Core」(※)を提供しています。
Keychain Coreは、どのブロックチェーン基盤上でも利用できるアプリケーション開発フレームワークです。企業は既存のインフラやアプリケーションと簡単に統合ができ、IoT、スマートフォン、PC、スマートウォッチなどのデバイスを問わず対応することができます。
Keychain Coreの導入により、企業は以下のような事が実現できます。
事例:
-
1.
ユーザーによる自己主権的なデジタルアイデンティティの管理(Self-Sovereign Identity)
デジタルアイデンティティを、ユーザーが主体性をもって保持・管理できるようになります。 -
2.
データ・セントリック・セキュリティ
ユーザーのデータがクラウド上に分散保存されている状態であっても、デバイスや通信環境を問わず、ユーザーが自己主権的にデータセキュリティを管理することが可能となります。 -
3.
セキュアなワークフロー
アクセス権限とワークフローを端末レベルで認証するため、未認証の端末からのアクセスやなりすまし、文章改ざんなどを防ぎます。 -
4.
シームレスな契約締結
契約書データへの電子署名により、国内外を問わずスピーディーな契約締結が可能となります。 -
5.
決済インフラのデータ整合性向上
決済インフラに必要な端末認証、データの保護技術の提供により、企業の既存決済インフラのデータ整合性がより向上します。 -
6.
デジタルアセットの発行
中央銀行によるデジタル通貨、自治体のデジタルアセット、電子記録債権の発行などを技術的に支援します。
<Keychain Coreと既存インフラの統合(イメージ)>
■JCBとKeychainとの協業について
JCBは、ブロックチェーン技術を有するKeychainと決済領域におけるブロックチェーンの活用について検討することで、サイバーセキュリティの強化、次世代の決済領域におけるオペレーション整合性の向上など、新たな決済ソリューションサービスの提供を目指します。
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※
Keychain CoreはKeychainのトレードマークです。
【合同会社Keychain】
Keychainは、デジタル世界で必要なデータ信頼性を提供するリーディングカンパニーです。ブロックチェーン技術を活用したデータ整合性の向上、管理コスト削減のほか、金融、製造業、医療など様々な分野での新規事業の支援を提供します。Keychainの技術は、シンガポール銀行協会からGlobal Fintech Award、日本では経済産業省主催のIoT推進ラボで審査員特別賞を受賞しています。
- 会社名
- 合同会社Keychain
- 住所
- 東京都港区南青山1-2-6 ラティス青山
- 代表者
- CEO ホープ ジョナサン
- 事業内容
- ・2016年シンガポールでKeychain Pte. Ltd設立。
合同会社Keychainは100%子会社
・Monex Ventures, IDATEN Ventures, 他なども投資
・ソフトウェア・アプリケーションの開発・提供
- 設立
- 2016年
- 資本金
- 20百万円
- ウェブサイト
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